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地震とP波・S波・時間計算

地震は火山の活動や地下のプレートの活動でおこります。

地震の起きる仕組みや地震が到達する速度など、小学生の理科でも詳しく学習していますので、しっかり基礎を学びましょう。

地震

地震地下の岩盤(プレート)の動きでできたゆがみが戻ろうとする動きで起こる

震源(しんげん)地震が発生した場所

マグニチュード地震のエネルギーの大きさ

震度(しんど)揺れの強さ。0, 1, 2, 3, 4, 5弱, 5強, 6弱, 6強, 7の合計10段階ある

地震波地震には最初の小さな揺れ(P派)と、後からくる大きな揺れ(S派)の2種類の揺れがある

P派のゆれの長さ地震の最初のPゆれが到着してからどのくらい揺れ続けるかの時間は、P派からS派の時間の差で求められる

$\frac{震源地からの距離km}{S派の速さkm/s}-\frac{震源地からの距離km}{P派の速さkm/s}$
$=P派の揺れ時間s$

例1) P派が秒速5km、S派が秒速3kmの地震が発生しました。震源から30km離れた地点では最初のP派の揺れは何秒間続きますか?

答え(クリックで表示)

$\frac{震源地からの距離km}{S派の速さkm/s}-\frac{震源地からの距離km}{P派の速さkm/s}$
$=P派の揺れ時間s$

↑この式に問題の数字を当てはめます

$\frac{30km}{3km/s}-\frac{30km}{5km/s}=P派の揺れ時間s$
$10-6=P派の揺れ時間s$
$10-6=4$
答え、4秒間。
震源地から30km離れた場所では、最初の小さなゆれ(P派)が4秒間続いた後、大きな揺れ(S派)が発生することがわかりますね。

せっかくですから、震源地から105km離れた場所ではどうなるか計算してみましょう。

$\frac{105km}{3km/s}-\frac{105km}{5km/s}$
$=P派の揺れ時間s$
$35-21=14$

答え、震源地から105km地点でP派のゆれは14秒間とわかりましたね。

震源地では2秒間、30km地点では4秒間、105km地点では14秒間です。

中学入試などではこのような時間や速度計算が出題されていますので、理科を学ぶときは算数もしっかりと理解しておきましょう。
速度・距離・時間の求め方は数基礎.comで算数の基本を学びましょう。
地震による災害

余震大きな地震の前後に続く小さな地震のこと

津波地震により大きな波がやってくること

地割れ地面が地震により割れること

断層地震により地面がずれること

液状化地震により埋立地の大地が液体のようになること

がけ崩れ・山崩れ地震により山やがけが崩れること

隆起(りゅうき)地震により大地がもりあがる事

沈降(ちんこう)隆起の逆で地震により大地が下がること

もくじ

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